βブロッカー「塩酸プロプラノロール」とは

β受容体(交感神経)への働きかけを遮断する薬剤

インデラルの有効成分である塩酸プロプラノロールは、心臓にある交感神経のβ受容体へアドレナリンが関与するのを遮断する働きから、βブロッカーと呼ばれています。

心臓の拍動を抑えて休ませる事で血圧を下げる事が出来ます。
この働きから、高血圧症を始めとして、狭心症や不整脈の治療にも用いられています。

脳内の血圧が高くなると偏頭痛を引き起こす場合がありますが、塩酸プロプラノロールには、偏頭痛を抑制する上でも有効とされていて、欧米では予防薬としても使用されています。日本では、偏頭痛の予防としての使用は適応外だったものの、2013年に特例扱いで「片頭痛発作の発症抑制」が認められています。

心臓へだけでなく偏頭痛の頓服薬としての使用されているなら、あがり症の予防として用いる事もそれほど違いは無いようにも思います。また、インデラル(塩酸プロプラノロール)は同系統の薬の中では、唯一、小児への用法・用量で承認を得ているので、子供に対しても使用可能な薬です。

本来は、1日あたり60mgを上限として経口投与にて服用します。
もしも、心疾患がある場合で効果が感じられない場合は、上限を120mgまで増やすことが可能です。

ただし心臓の拍動に関わる薬なので、副作用として、高度な徐脈や1分間の脈拍が50回以下となる場合もあります。あがり症で用いる場合は、こうしたリスクを理解の上、上限量を超えないように注意する必要があります。

精神安定剤は、セロトニンの濃度をコントロールするものが中心ですが、セロトニン濃度が上がりすぎて、やる気が出なくなるという場合もあります。その点、インデラルは、心臓の心拍を上げる受容体への働きかけを遮断するだけです。

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